雨。
仕事が遅くなり車を飛ばして帰る途中のことだった。
夕方から雨とは聞いていたけれど、ひどい雨だった。
ワイパーを最強にしても追いつかない。
田舎町なので家に近づくと街灯がどんどん少なくなり、さらに視界が悪くなる。
家まであと信号三つという小さな商店街に差し掛かった時、
路肩に座り込む女性と倒れた自転車が見えたので、気になり車を減速させると
いきなり若い男性が車の前に飛びたしてきた。
あわてて大きくハンドルを切り、少し先の路肩に止めて車を降り
その男性に「飛び出したら危ないよ。」と声をかけた。
どうやら風で飛ばされた傘を拾うために道路に飛び出したようだった。
「すみません。」と言いながらも呆然としてる男性。
よくみるとOL風の女性が濡れた道路に座り頭を押さえながら「痛い。」と呟いていて、
彼女を支えている別の男性がいた。
すぐ傍の小さなスナックのドアが開いていて、
「とにかく店に入ったら。」
と、ママらしき女性が店内に招きいれようとしていた。
「救急車だな、こりゃ。」
と女性を抱き起していたスナックの客らしき男性が彼女を抱えて
店内に連れて行った。
さっき車の前に飛び出してきた男性と女性は傘をさして自転車に乗っていて、
正面衝突してしまったらしい。
同乗していた夫が濡れた道路に散らかっていた女性のハンドバックと靴を拾い、
横転していた自転車をスナックの横に立てかけ、
立ち尽くしている高校生らしい若い男性に手渡した。
「かばんと靴、よろしくね。」と言い残し、私たちはその場を去った。
スナックの人がいてよかったねー、と夫と話しながら家路についたのです。
「なんだかドラマのワンシーンみたいだったね。」
「ああ、ドラマの出会いっぽいよね、大ごとにならなきゃね。」
「大ごとになってたら昼ドラだよなー。」
あの女性の怪我が大したことなく、
本当にドラマのような出会いになったことを祈っています。
やっぱり傘さし自転車は危険ですね。
ちょうどその時間塾に行っていた1号にバスで帰ってくるように電話しました。
で、ひさびさに書き込んだのでちょっと違うテイストで ^^。
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